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三菱  IPMモータ駆動用インバータ

MITSUBISHI Inverters for IPM Motor

103441

三菱電機





IPMモータとは
 IPMはInterior Permanent Magnetの略です。
IPMモータが高効率な理由は?
①回転子(二次側)

に電流が流れな

いため、二次銅損がありません。

②永久磁石により磁束を発生するた

め、

モータの電流が少なくなります。

③磁石埋め込み形のため、リラクタ

ンストルクが利用可能です。

三菱省エネドライブ

FREQROL-FPシリーズ

高効率磁石

(IPM)

モータ駆動用インバータ

1.大幅な省エネによるCO

2

削減

永久磁石を回転子に埋め込んだIPMモータと、IPMモータの

効率を最大限に引き出すIPM高効率制御の採用により、モー

タ自身の損失を大幅に低減する事ができます。

ファン・ポンプ・ブロワなど2乗低減トルク負荷の消費電力は

回転数の3乗に比例します。

よって、風量の調整に、回転数制

御を用いることにより消費電力を低減することが可能です。

IPM高効率制御とは…
 エンコーダなどの速度検出器を用いず、インバータユニットの

出力電圧と出力電流から、

モータの回転速度を検出します。

 また、

モータの効率を最大限に引き出すため、負荷がかかったときの

電流を必要最小限に抑えるようにIPMモータを制御します。IPM高
効率制御により、高性能省エネモータを超えた省エネを実現します。

モータ発生損失比較

損 失 比 較

効 率 比 較

3.寿命・信頼性の向上

モータのベアリング(グリース)の長寿命化
 IPMモータは、損失が少ないため、汎用モータと比べて軸

受温度が低くなりグリースが長寿命となります。

 ベアリングの交換年数が長くなり、稼動率の向上やメン

テナンス作業や費用が軽減できます。

高性能磁石の採用
 永久磁石としてネオジウム系焼結磁石を使用しています。
静か
 汎用モータと比べ、枠番が小さく、外扇ファンが小さく

なり、11kW以上は1∼7dB程度、静かになります。

欧州特定有害物質使用制限(RoHS)指令対応
 RoHS指令に対応した人や環境に配慮したモータです。
機種構成

MM - EF 4 2 4 □

 

マグネットモータ  省エネシリーズ ①  ②  ③  ④

トルク特性(0.4∼45kW)

2.こんなに小形・軽量

 IPMモータは永久磁石採用により低損失なため熱容量を小さく

することができ、小形になります。

 機械のコンパクト化、

モータ設置室の温度上昇が低減できます。

 また、汎用モータに対して大幅に軽量となるため、メンテナンス

が容易になり、

ハンドリング性が向上します。

センサレス
 同期モータには必須の磁極位置を自動検出します。
 電子部品を使用する磁極位置センサが不要なため、高信

頼性を実現します。

①モータ出力

11kW

11K

0.4kW

4

15kW

15K

0.75kW

7

18.5kW

18K

1.5kW

15

22kW

22K

2.2kW

22

30kW

30K

3.7kW

37

37kW

37K

5.5kW

55

45kW

45K

7.5kW

75

②回転速度

1800r/min

2

③電圧クラス

200V

なし

400V

4

④保護構造

IP44

なし

IP45

P2