振動振幅αと振動強度Gの計算
端子箱とリード線
ユーラスバイブレータの端子箱には、耐振、防湿、防じんの点を最も考慮して当社で独自に開発した非硬化性高粘着性充てん剤
(ユーラスコンパウンド)を使用しております。またリード線には耐振形EPゴム絶縁クロロプレン・キャブタイヤケーブルを採用して
おりますので、抜群の寿命を持っています。
簡単な振動系(1自由度の強制振動)の例として、試験用粉砕機
“バイブロポット”
を例に計算方法を示します。
Uras極数
電源
(Hz)
回転数
(r/min)
振動数
(Hz)
G計算式
2
50
2900
48.3
G=α
(mm)
×9.4
60
3500
58.3
G=α
(mm)
×13.7
4
50
1460
24.3
G=α
(mm)
×2.4
60
1750
29.2
G=α
(mm)
×3.4
6
50
970
16.2
G=α
(mm)
×1.1
60
1160
19.3
G=α
(mm)
×1.5
8
50
730
12.2
G=α
(mm)
×0.6
60
870
14.5
G=α
(mm)
×0.85
No.
部品名称
No.
部品名称
1
2PNCT
(耐振形EPゴム絶縁クロロプレン、
キャブタイヤケーブル)
6
エポキシ樹脂接着剤
7
単芯引込線
8
アース線
2
ゴムさや
樹脂製
スパイラルグランド
9
閉端圧着絶縁付接続子
3
ベルマウス
10
ユーラスコンパウンド
(非硬化性、高粘着性充てん剤)
4
フレーム
5
バイブレータリード
11
カバー
バネ上質量:W
(kg)
防振ばね
ばね定数k=15.4N/mm
振幅α(mm)から振動強度(G)を求める式
付属ケーブルは、赤・白・黒・緑がそれぞれU・V・W相・アース線
(E)
です。U・V・W・EをR・S・T・Eに結線すれば、
ケーブル引出方向の回転となります。逆回転の場合はUをS相、VをR相に結線してください。
(4本ボルト)
振動加速度= =αω
2
〔
m
⁄
s
2
〕 …
(1)
振動強度G= =
(-)
…
(2)
W
F
重力加速度
振動加速度
W×g
F
W×g
F
W×ω
2
F
115×183
2
8.4×10
3
115×9.8
8.4×10
3
角速度 ω=2π
f
〔₁⁄
s
〕
使用ユーラス形式: KEE-12-4B …最大振動力12〔kN〕、極数4
振動体質量 W = 115〔㎏〕
運転周波数: 60〔Hz〕
最大振動力 F
max
= 12〔kN〕 …70%設定で8.4〔kN〕
振動数
f
= = = 29.2〔Hz〕
角速度 ω = 2π
f
= 2×π×29.2 = 183〔
₁⁄
s
〕
1.
振動強度を求めるには、
(2)
より G = = ≒7.5
(-)
2.
振幅を求めるには、
(1)
より ± α = = = 2.2×10
-3
〔m〕
∴ α = ± 2.2〔mm〕
〔運転条件〕
N
60
1750
60
〔rpm〕
〔s〕
振動振幅と振動強度
0.1
1
10
0.01
0.1
1
10
振動振幅:
α
(mm)
4
P
60
H
z
2
P
5
0
H
z
2
P
6
0
H
z
ハイ
フ
レ
10
0H
z
ハイ
フ
レ
12
0
H
z
ハイ
フ
レ
15
0
H
z
ハ
イ
フレ
18
0
Hz
4
P
5
0
H
z
6
P
6
0
H
z
6
P
5
0
H
z
8
P
6
0
H
z
8
P
5
0
H
z
振動強度G︵−︶
21