振動力の調整方法
円振動と直線振動
扇形ウエイトの調整
プレスウエイトの調整
(SEE-0.5-2C/KEE-0.5-2C, -1-2C, -2-2C の場合)
アンバランスウエイトは、両軸端に取付けられております。右の写真の
ように片方の軸端に2個づつ、固定ウエイトと角度を可変できる調整
ウエイトがセットされています。ユーラスバイブレータの振動力は、固定・
調整ウエイトの重心の角度を変えることによって、固定・調整ウエイト
の合成偏心モーメントを変化させ振動力を調整します。
調整ウエイトの締め付けボルトを緩めインジケータを目盛板の必要
目 盛に合わせ て いただければ、必 要な振 動 力にセットできるように
しております。写真は60Hzの最大振動力の80%に調整した例です。
なお、出荷時の設定値は、電源周波数60Hzでの最大振動力の40%に
セットしております。
a)1台のユーラスバイブレータで振動させるとき
1台のユーラスバイブレータを取り付けて、振動させるとアンバランスウエイトの位置
は、abcdの順に瞬時に変化しながら回転します。よって、振動方向も同様に変化し、
円振動となります。
この円振動は、ホッパーの閉塞防止・振動粉砕機やバレル研磨機などに使用されております。
b)2台のユーラスバイブレータで直線振動
振 動 力を同じに設 定した同 一 形 式 の ユ ーラスバイブレータを右 図 のように柔らかい
バネで支持してバイブレータ軸を平行に取付けます。このバイブレータをお互いに反対
方向に同時運転します。すると、同期トルクが作用し、ギヤーなどを介さなくとも、2台
のバイブレータは同期運転に入り、水平方向の力は打ち消しあい、上下振動のみが発生
します。この原理は、強制形のパッカー・振動フィーダ・コンベヤ・スクリーンなど多くの
振動応用機に使用されております。
ユ ーラスバイブレータの 両 軸 端 のウエイト固 定
ボルトをゆるめ、調 整ウエイトを軸 端 方 向に少し
移動させ、固定・調整ウエイトに取り付けられた凸凹
に合わせます。固定ウエイトと調整ウエイトの境目
に表示されている数値(単位%)が振動力です。
このタイプは、50Hz運転では、最少13%から最大
1 0 0 %まで 、1 0 段 階に、6 0 H z 運 転 では、最 少
19%から最大100%まで6段階の設定が可能です。
出 荷 時 の 振 動 力 は 、最 大 振 動 力 の 、5 0 H z の
38%・60Hzの54%に設定されています。
a
b
b
d
a
c
c
d
振動方向
a
b
d
c
b́
á
d́
ć
●扇形ウエイト方式
調整ウエイト
固定ウエイト
インジケータ
目盛り板
※写真は、60Hz・80%の例
●プレスウエイト方式
目盛り板
※写真は、50Hz・38%
60Hz・54%の例
調整ウエイト
固定ウエイト
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