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1-1. 用途別配管イメージ

1)揚水用

1-2. ポンプの性能

1)吐出し量

2)全揚程

2)冷却水用・冷水用

吐出し量は m

3

/min、

ℓ/min で普通表わされます。これは 1 分間にポンプが吐出す水の量のことです。吐出し量は揚水量、流量とも言います。

1m

3

/min=1000ℓ/min

他に m

3

/h、

ℓ/s という単位を用いる場合もあります。h は時間、s は秒ですので、それなりの換算が必要です。

例: 0.1m

3

/min=6m

3

/h

 

6m

3

/min=100ℓ/s

受水槽から高架水槽へ水を揚水させる用途に使用されます。

①冷却水ポンプ
 冷凍機の凝縮機と冷却塔間の冷却水を循環させる用途に使用されます。
②冷水ポンプ
 冷凍機の蒸発機と熱交換器間の冷水を循環させる用途に使用されます。

3)温水用

4)給湯温水循環用

ボイラー等の熱源と放熱器間の温水を循環させる用途に使用されます。

大規模な給湯設備では配管が長く複雑なため、配管抵抗が大きくなり、
湯の自然循環ができなくなるので、ポンプで強制循環させる必要がありま
す。その強制循環の用途に使用されます。

ポンプは水を吸込んで、吐出す能力すなわち吸込能力と吐出し能力が必
要となってきます。この吸込能力と吐出し能力を合計したものをポンプの
揚水能力(水を揚げる能力)とし全揚程何 m という値で表わします。

3m の配管抵抗が発生すると、3m 余分に見込した全揚程のポンプを使
用すれば、すなわち 20+3=23m の全揚程のポンプであれば、20m
の高さまでの揚水が可能となります。
注意:全揚程計算を行なうには他に配管から吐出される水の圧力を考慮
に入れなければならない場合があります。

図1

図2

図3

図4

図5

図6

参考資料

ポンプ選定のための資料