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オリエンタルモーター総合カタログ
2011/2012
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モーターの性能比較
モーターの回転速度・速度制御範囲・位置決め性能・分解能などの性能も重要なポイントです。
ここでは、代表的なモーターについて性能をポイントにした選び方をご紹介します。
モーター停止までの回転量(参考値)
●
停止精度
●
●上記の値は、無負荷時のモーター軸での値です。実際の負荷条件とは異なるため、参考値としてご利用ください。
*BLEシリーズは
1500r/min
で運転したときのデータです。
MSS・Wシリーズ、MSDシリーズ
回転速度および速度制御範囲
インダクションモーターなど
AC
小型標準モーター(一定速モーター)は電源周波数によって回転速度が決まり、定格回転速度は
50Hz
で約
1200r/min
、
60Hz
で約
1450r/min
です。必要な回転速度が
1200r/min
を超える場合はインバータやブラシレスモーターを、また、回転速
度
5000r/min
が求められる場合にはサーボモーターを選択します。
停止・位置決め性能
電磁ブレーキ付モーターやブレーキパック・
AC
スピードコントロールモーター・ブラシレスモーターでの瞬時停止は、いずれもセンサを
利用して停止させる方法のためオーバーラン(行き過ぎ量)が発生します。高精度の位置決め運転を必要とする場合は、停止精度の優れた
ステッピングモーターや
AC
サーボモーターが必要になります。ステッピングモーターの停止精度は±
0.05
°
(RKシリーズ
無負荷時)、
AC
サーボモーターの停止精度は±
0.05
°
(NXシリーズ)です。
分解能
高精度位置決めにはステッピングモーター、サーボモーターを選択します。ステッピングモーターには
5
相と
2
相のモーターユニットがあ
り、
2
相より
5
相の方が分解能が高く、細かい位置決めに適します。
5
相ステッピングモーターユニットと
AC
サーボモーターの分解能はほ
ぼ同等ですが(初期設定)、一般的にステッピングモーターは低速領域で高トルクを、
AC
サーボモーターは高速領域で高トルクを発生す
る基本特性を持っており、このことを選定条件に含めて検討します。
0
1000
2000
3000
4000
5000
6000
インダクションモーター
AC
スピードコントロールモーター
FE100/FE200
BHFシリーズ
インバータ
BXシリーズ
BLEシリーズ
ブラシレスモーター
NXシリーズ
AC
サーボモーター
(回転速度
r/min
)
30
∼
40
回転
5
∼
6
回転
2
∼
3
回転
1
回転
0.5
∼
1
回転
2
∼
3
回転
MSS・Wシリーズ、MSDシリーズ
インダクションモーター
レバーシブルモーター
電磁ブレーキ付モーター
ステッピングモーターユニット
【ステッピングモーター】
NXシリーズ
【サーボモーター】
5
相ステッピングモーターユニット
RKシリーズ
2
相ステッピングモーターユニット
UMKシリーズ
クラッチ・ブレーキ付モーター
ブレーキパックによる瞬時停止
AC
スピードコントロールモーター
・ステッピングモーター
RKシリーズ
:±
0.05
°
・
AC
サーボモーター
NXシリーズ
:±
0.05
°
ご注意
BXシリーズ、BLEシリーズ
*
ブラシレスモーター
(回転数)
(分解能[°
/step
])
0
1
2
3
4
5
40
6
0
0.5
1.0
1.5
2.0
約
1200r/min
:
50Hz
約
1450r/min
:
60Hz
90
∼
1400r/min
:
50Hz
90
∼
1700r/min
:
60Hz
100
∼
2400r/min
100
∼
2400r/min
3
(
30
)∼
3000r/min
100
(
80
)∼
4000r/min
∼
5500r/min
1
∼
1.5
回転
0.36
°
(初期設定)
0.72
°
(初期設定)
1.8
°
(初期設定)
0.36
°
(初期設定)
●分解能の値は任意に変更できます。変更できる値・範囲は製品により異なります。