ホーム
background image

用途事例

シー

FR Configurator2

接続例

標準仕様

外形寸法図

端子結線図

端子仕様説明

操作

パラ

パラ

パラ

保護機能

注意事項

モー

互換性

価 格

保証

問合

特 長

136

‹ 電線の太さと配線距離

インバータとモータ間の配線距離が長い場合には、特に低周波
数出力時、主回路ケーブルの電圧降下が 2%以下となるよう太
い電線で配線してください。(配線距離が 20m の場合の選定例
を 131 ページに示します)
特に長距離の場合やシールド電線等を使用する場合は,配線の
浮遊容量による充電電流の影響を受けて過電流保護機能が誤動
作することがありますので、最大配線長が下表の線長以下とな
るようにしてください。
複数台モータの接続時は総延長で下表の値以内(ベクトル制
御、PM センサレスベクトル制御時は、100m 以内としてくだ
さい。)

操作パネルを本体から離して取り付ける場合、パラメータユ
ニットを接続する場合は、推奨接続ケーブルを使用してくださ
い。
アナログ信号による遠方操作の場合は、操作箱または操作信号
とインバータ間の制御線は 30m 以下とし、他の機器からの誘
導を受けぬよう強電回路(主回路およびリレーシーケンス回
路)と離して配線してください。
周波数の設定をパラメータユニットではなく外部ボリュームで
行う場合は、下図のようにシールド線またはツイスト線を使用
し、シールドは大地アースとせず端子 5 に接続してください。

‹ 接地

インバータを低騒音運転すると高速スイッチング動作により、
漏れ電流が非低騒音運転時に比べ増加します。インバータおよ
びモータは必ず接地して使用してください。また、インバータ
の接地には必ずインバータの接地端子を使用してください。

(ケース、シャーシは使用しないで下さい)

‹ ノイズ

キャリア周波数を上げて低騒音運転する場合には、電磁ノイズ
が増加する傾向にありますので、下記の対策実施例を参考に対
策の実施をご検討ください。設置状況によっては、非低騒音 (
初期状態 ) でも、ノイズの影響が出ることがあります。
 • キャリア周波数 (Pr.72) の設定値を小さくするとノイズレベ

ルを下げることができます。

 • AM ラジオ放送の雑音対策やセンサ類の誤動作対策には、内

蔵の EMC フィルタを ON することで効果があります。(切
換え方法は取扱説明書を参照してください。)

 • インバータの動力線から誘導ノイズ対策としては、距離を

30cm( 最低でも 10cm)以上離し、信号線にツイストペア
シールド線を使用すると効果があります。シールドはアース
せず信号のコモン側に一点接続としてください。

ノイズ対策例

‹ 漏れ電流

インバータの入出力配線と他の線間および大地間並びにモータ
には静電容量が存在し、これらを通じて漏れ電流が流れます。
その値は静電容量とキャリア周波数などによって左右されるた
め、インバータのキャリア周波数を高くして低騒音で運転を行
う場合には漏れ電流が増加することになりますので次のような
方法で対策を実施してください。なお、漏電ブレーカの選定は
キャリア周波数の設定に関わらず、漏電ブレーカの定格感度電
流の選定によります

Š 大地間漏れ電流

Š 線間漏れ電流

Pr.72

 

設定値

(キャリア周波数)

FR-A820-

0.4K(00046)、

FR-A840-

0.4K(00023)

FR-A820-

0.75K(00077)、

FR-A840-

0.75K(00038)

FR-A820-

1.5K(00105) 以上、

FR-A840-

1.5K(00052) 以上

2(2kHz)以下 300m

500m

500m

3(3kHz)以上 200m

300m

500m

ツイスト線

周波数設定器

(3)

(1)

(2)

10(10E)

2

5

 

 

 

シールド線

(3)

(2)

(1)

10(10E)

2

5

周波数設定器

種類

影響と対策

影響と対策

• 漏れ電流はインバータの自系統だけではなく、接地線

などを通じてほかの系統へも流入することがあります。
この漏れ電流によって漏電遮断器や漏電リレーが不要
動作をすることがあります。

対策

• キャリア周波数を高く設定している場合は、Pr.72 

PWM 周波数選択

 

を低くします。

ただし、モータの騒音が増加します。Pr.240 Soft-
PWM 動作選択

 

を選択すると聞きやすい音色になりま

す。

• 自系統および他系統の漏電遮断器に高調波・サージ対

応品を使用してキャリア周波数を上げて(低騒音で)
対応することができます。

回り込み経路

種類

影響と対策

影響と対策

• インバータ出力配線間の静電容量を介して流れる漏れ電

流です。

• 漏れ電流の高調波分によって外部に接続したサーマルリ

レーが不要動作することがあります。400V クラスの小
容量機種(7.5kW 以下)で配線長が長い (50m 以上 ) 場
合モータの定格電流に対する漏れ電流の割合が大きくな
るため、外部に使用しているサーマルの不要動作が発生
しやすくなります。

対策

• Pr.9 電子サーマル

 

を使用します。

• キャリア周波数を高く設定している場合は、Pr.72 PWM

周波数選択

 

を低くします。

ただし、モータの騒音が増加します。Pr.240 Soft-PWM
動作選択

 

を選択すると聞きやすい音色になります。

なお、線間の漏れ電流の影響を受けないでモータ保護を
確実に行うためには、温度センサでモータ本体の温度を
直接検出して保護する方法を推奨します。

回り込み経路

インバータ

EMC

フィルタ

センサ

モータ動力線に4芯ケーブル
を使用し、1本をアース線と
して使用

ツイストペアシールドケーブルを使用

動力電源

制御電源

シールドはアースせず信号の
コモン線に接続する

制御盤 キャリア周波数を下げる

モータ

M

FR-
BLF

インバータ出力側にラインノイズ 
フィルタ     を設置

制御盤に直接アース
するのをやめる

制御線をアースする
のをやめる

インバータ本体、動力線と 
センサ回路を30cm以上離す 
(最低でも10cm)

FR-BLF

FR-BSF01

センサ用

電源

電源

漏電遮断器

漏電遮断器

NV1

NV2

インバータ

モータ

モータ

C

C

C

電源

サーマルリレー

線間静電容量

NFB

MC

線間の漏れ電流の経路

モータ

インバータ

M