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LEDランプについて

①LEDランプの誤点灯について
LEDランプは、微小電流で点灯しますので、サージ吸収回
路や無接点回路による漏れ電流あるいは、ケーブル間の漂
遊静電容量、ノイズなどにより、誤点灯する可能性があり
ます。

●誤点灯の対策について
・分流抵抗RおよびCR素子の並列接続

LEDランプ端子間(トランス式の場合は入力端子間)に
分流抵抗RまたはCR素子(コンデンサ+抵抗)を並列に
接続していただくことで誤点灯を防ぐことができます。
ただし、その場合の抵抗またはCR素子の選定は、機種
や使用条件などにより異なります。

R

分流抵抗

R

C

X1

X2

X1

X2

抵抗

コンデンサ

R

C

X1

X2

抵抗

コンデンサ

・DC24Vの場合

  R:10kΩ(0.5W)

・AC24Vの場合

 

・AC110Vの場合

  C:0.33μF(250Vac)
  R:120Ω(0.25W)

・AC220Vの場合

  C:0.1μF(250Vac)
  R:120Ω(0.25W)

・DC110Vの場合

  C:4700pF(250Vdc)
  R:100Ω(0.5W)

例1

例2

例3

R:2kΩ(2W)

②電圧の範囲は、6V品が±5%、12V・24Vが±10%

です。

なお、常時+5%または+10%で使用する場合は、電流を
定格電流以下になるよう抵抗値を選定し、外部抵抗をラン
プへ直列に取付けてください。

③外部抵抗の計算
(例)48V回路に24VのLEDを接続する場合…
   

外部抵抗〔Ω〕= 

回路電圧〔V〕−定格電圧〔V〕

定格電流〔A〕

 48−24 

=2181〔Ω〕

11×10

−3

  

⇒したがって、外部抵抗は2.2kΩ 1W品を使用い

たします。
(抵抗器の容量は、充分に余裕のあるものを選定
ください。)

④DC電源専用のLEDランプ使用について
DC電源専用のLEDランプに、大きいリップルがかかる場
合、寿命低下の原因となりますのでリップルのピーク値は
定格使用電圧の1.1倍以下に抑えていただき、リップル率
はピーク値の20%以下に抑えてください。

⑤サージについて
LED製品は静電気に敏感な素子を使用しておりますので、
サージなどの異常電圧によって不点灯となる場合がありま
すので、ご注意願います。