4
4-6
新
S
C
・
NEO
SC
シ
リ
ー
ズ
サ
ー
マ
ル
リ
レ
ー
●
サーマルリレーの取扱い
・TR-N2∼N8形
・TR-0N,5-1N,TR-N10∼N14形
■取扱い
ダイヤル整定マーク
調整ダイヤル
リセットボタン
トリップ棒
(白色)
単相電源
単相電源
ヒートエレメント数:
2素子の場合
ヒートエレメント数:
3素子の場合
M
M
リセットボタン
トリップ角窓
テストボタン
ストッパ
24 30
36
A
RC
95
96 NC
NO 98 97
RESET
TEST
TRIP
H
A
TR-N2/3
3
●
単相・直流モータへの適用
(1)電流設定のしかた
ダイヤルを回し,ダイヤルの目盛の
範囲内で適用モータの全負荷電流を
▽マークに合わせてください。
目盛範囲外での使用はできません。
(2)動作表示
サーマルリレーが動作したときは,ト
リップ角窓に黄色の表示が出ます。
(1)電流設定のしかた
ダイヤルの目盛をモータの全負荷電
流に合わせてください。
ダイヤルをドライバで回して,ダイ
ヤル目盛を▽マークに合わせます。
ダイヤル設定位置は,ダイヤルの目
盛範囲内で行ってください。
(2)動作表示と手動トリップ方法
サーマルリレーには手動トリップ機能
がついていますので,主回路に電流を
流さずトリップさせることができま
す。トリップ棒を矢印の方向へ動かす
とサーマルリレーはトリップします。
動作表示は,手動復帰の場合,トリッ
プレバーが右側にあるときは不動作状
態を示し,トリップ状態ではケース内
に隠れます。ただし,自動復帰の場合
では,トリップ状態でもトリップ棒は
完全には隠れません。
(3)リセット方法
サーマルリレーが動作したときは,過負荷などの異常原因を除去
してから「RESET」ボタンを軽く押してリセットしてください。
(4)自動リセット状態および二線式の回路の場合
自動リセット状態では,サーマルリレーのトリップによりモー
タが停止した場合,自動復帰によりモータが自動的に動き出し
ますので,ご注意ください。
(5)手動リセット→自動リセットの切換方法
カバーの薄板をA方向に折り切ってください。(図1)
リセットボタンをB方向に押した状態で,薄板を折り切ったあ
との角穴から見える白いリセットボタンをC方向に軽く押し込
みます。(図2)
このとき, リセットボタンが端子番号表示板より凹んだ状態で
保持されるのを十分に確認ください。(図3)
単相・直流モータに適用する場合には,下記のように全ヒートエ
レメントに通電できるように接続してください。全ヒートエレメン
トに通電しないと正常に動作しません。整定電流調整は交流使用時
と同じです。(標準形N10∼N14および遅動形0NL∼N14Lは直流
モータには使用できません。)
●
周囲温度補償特性
サーマルリレーは周囲温度20℃を基準として電流調整されています。
また,周囲温度変化による動作特性への影響を少なくするために,
周囲温度補償装置付となっています。
また,サーマルリレーは周囲温度変化により,低温側では動作電流
が高く,高温側では動作電流が低くなる,不足補償気味の動作特性
となっているので,使用環境により整定電流値の補正が必要となる
場合があります。整定電流値の補正係数は、周囲温度に応じおおむ
ね左図のようになります。ご使用の周囲温度が20℃と大幅に異なる
場合は、左図を目安に補正後の整定電流値を計算してご使用くださ
い。
〔例〕周囲温度が55℃の場合の整定電流値の計算方法
20℃のダイヤル整定電流値
周囲温度55℃の補正係数
=周囲温度55℃のダイヤル整定値
1.2
1.1
1.0
0.9
0.8
-10
0
10
20
30
40
50
60
周囲温度〔℃〕
補
正
係
数
ご使用の整定電流値が
最大目盛の場合
ご使用の整定電流値が
最小目盛の場合
A
B
図1
図2
図3
C
図1
図2
(5)手動リセット・自動リセットの切換方法
手順①:細いマイナスドライバー・ピンセット等を表示カバー
の溝に入れ, 切換えストッパーを削除してください。(図1)
手順②,③:リセット棒を押しながら,時計方向にとまるまで回
して, 図2のように保持されることを確認してください。
(6)自動リセットから手動リセットへの切換え方法
上記手順を③→②の順に行ってください。
①
②
③
(7)自動リセット状態および二線式の回路の場合
自動リセット状態では, サーマルリレーのトリップによりモー
タが停止した場合, 自動復帰により自動的に動きだしますので,
ご注意ください。
(3)リセット方法
サーマルリレーが動作したときは,過負荷などの異常原因を除去
してからリセットボタンを軽く押してリセットしてください。
(4)テストボタン(シーケンスチェック)
押すとNC接点(95-96)が離れます。この間NO接点(97-98)
は閉じません,離すとNC接点が再び閉じます。
シーケンスチェックなどで手動トリップさせるときは,テスト
ボタンを軽く手前に引いてください。
電磁接触器・電磁開閉器
取扱い