EECFA型水冷式ポンプコントローラ
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渦巻
当社特別附属品のACリアクトルを設置すると、社団法人日本電機工業会が定めた“汎用インバータ(入力電流20A
以下)の高調波抑制指針”に適合します。
●電源アンバランスについて
インバータの入力側はコンデンサ回路のため、わずかな相間電圧アンバランスでも大きな電流アンバランスを引き
起こします。
電源状態をご確認ください。
・通常:相間電圧アンバランス2%以内
・ACリアクトル付:相間電圧アンバランス5%以内
●進相コンデンサについて
力率改善には進相コンデンサを設置しないでください。進相コンデンサを設置すると、コンデンサに高調波成分を
含んだ電流が流れ、コンデンサに悪影響を与える場合があります。
●自家発電機の使用について
自家発電機でインバータを運転させると、インバータの入力高調波により自家発電機の巻線に誘導電流が流れ、熱
を持ちます。自家発電機によって本コントローラを使用する場合は、以下の両方の対策を行ってください。
・ACリアクトルを取り付けてください。
・発電機容量は、コントローラ定格容量の3倍としてください。
●ノイズ対策
コントローラが発生するノイズが他機器に影響をおよぼす恐れのある場合と、周囲の機器より発生されるノイズに
よりコントローラが誤作動する恐れのある場合に、それぞれ下記のような対策が必要です。
1)電源線(ケーブル)、アース線を伝わって他機器に影響を与える恐れのある場合
・コントローラのアースと他機器のアースを分離する。
・コントローラの入力ケーブルにノイズフィルタを接続する。
・他機器とコントローラの電源を絶縁トランスで分離する。
2)誘導、又は輻射により他機器に影響を与える恐れのある場合
・コントローラのケーブルを制御線、他機器の配線と分離する。
・コントローラのケーブルを金属管に納め、金属管をコントローラの近辺でアースする。
・コントローラの入力ケーブルにノイズフィルタを接続する。
3)周辺機器が発生するノイズに対する対策
・電磁接触器のコイルやソレノイドには並列にサージアブソーバを接続する。
4)外部信号制御型の信号ケーブルは、動力ケーブルからできるだけ離して配線してください。信号ケーブルを延長
する場合は、金属管等でシールド願います。(許容配線長10m)