電磁クラッチブレーキ
- "11マイクロ励磁作動形クラッチ・ブレーキ■概略構造マイクロクラッチ102モデルは、つぎの3つの部品から構成されています。コイルを内蔵したステータ。ライニング材を埋め込んだロータ。ライニングと摩擦するアーマチュア アッセンブリ。そして、それぞれは、互いに正しい位置関係で組合わされ、磁気回路を構成します。●ステータおよびロータ!フランジ取付け形ステータは取付けフランジにより、フレームなどの静止部に直接取付け、固定されます。ロータは、回転軸に対しキーにより固定されます。ステ−タとロータは、磁気回路の一部となる狭いエアギャップを介して組合わされ、磁極を形成します。!ベアリング取付け形ステータは、ベアリングを介してロータと一体化されており、回り止めアームで機械の静止部に保持されます。ロータは、止めねじにより回転軸に固定されます。ステータとロータは、ベアリング(鉄系含油メタル)を介して磁極を形成します。●アーマチュアアッセンブリアーマチュアアッセンブリは、アーマチュア・リング状板ばね・アーマチュアハブとからなり、ロータと対向して一定の空隙「a」を保ち正しく組合わされ、通し軸用は軸上にベアリングにより取付けられ、突合せ軸用は、対向軸にキーおよび止めねじにより固定されます。■ステータ・ロータの取付け●フランジ取付け形!心出しステータとロータ取付け軸は、ステータの内径またはフランジ外径を利用した「位置決めハメアイ」により心出しをします。とくに内径寸法はボールベアリング外径の呼び寸法に適合するようになっていますので、軸を支持するベアリングを直接利用して、正確な心出しが簡単にできます。!軸方向の位置関係設定(H寸法)ステータとロータの位置関係は図のH寸法を規定の値になるよう設定します。ボールベアリングを利用して心出しを行う場合は、止め輪を使い、ロータ端面を突き当てれば、そのままH寸法が決まり、非常に簡単です。●ベアリング取付け形!心出しは不要!軸への取付けステータ・ロータの軸への取付けは、固定用カラーと止めねじで行えますので、非常に簡単です。!ステータの保持ステータに働く力は、支持するベアリングの摩擦による微小な回転力だけです。それによるステータのつれ回り防止と、リード線の保護のため、回り止めアームを機械の静止部に保持します。回り止めアームは、軸方向にこじれないよう軽く確実に保持します。ロータアーマチュアリング状 板ばね 空隙「a」ステータベアリングエアギャップキーフランジ取付け形構造空隙「a」ベアリング止めねじ回り止めアームリング状 板ばね ロータアーマチュアステータベアリング取付け形構造回り止めアームステータベアリング止めねじ固定用カラー回り止めアームステータ・ロータの取付け(ベアリング取付け形)ベアリングロータH空隙「a」止め輪ステータ・ロータの取付け(フランジ取付け形) --1/1-- "