日立配電用変圧器総合カタログ
- "ランダムな構造が電気のロスを抑えるアモルファス合金通常の金属や合金が、原子が規則的に配列した結晶構造を持っているのに対して、アモルファス合金はランダムな原子配列の構造を持っています。このアモルファス合金を変圧器の鉄心に用いると、ヒステリシス損 と渦電流損 がきわめて少なくなります。XSHシリーズに新採用のアモルファス合金は、超高効率化追求のために開発された次世代型アモルファス合金です。アモルファス変圧器はとくに無負荷損(待機電力)を抑えます変圧器には「負荷損」「無負荷損」というふたつの電気損失が発生します。負荷損とは、電気を使っているときに変圧器にかかる負荷によって発生する損失のこと。無負荷損とは、受電状態で常に発生する損失のことで、いわ無負荷損(待機電力)を抑えて省エネ効果アップ変圧器のエネルギーロスを調べる際には「負荷率」を基準にします。変圧器の稼働時間は複雑に変化するので日負荷曲線を単位時間で区切り、階段状の棒グラフに見立てた等価負荷率を利用します。A社の例では平均負荷率が34.2%。つまり生産に関係のない時間帯での損失を低減することが重要となります。アモルファス変圧器はこの無負荷損がきわめて低いので、大きな省エネ効果があります。日立産機システムでは過去製造した変圧器の特性データを持っていますので、現在お使い3ば待機電力のことです。変圧器は長寿命の製品なので、無負荷損(待機電力)を抑えることができれば、長期的に大きな省エネ効果が発揮できるわけです。A社(製造会社)の場合等価負荷率34.2%アモルファス変圧器は、無負荷損(待機電力)が極めて低く、高い省エネ効果を発揮します。アモルファス鉄心※1※2※1 ヒステリシス損=鉄心内の磁束が変化することで分子相互間に発生する摩擦損のこと。※2 渦電流損=磁束の変化で鉄心内に発生する電流の抵抗損失のこと。の変圧器の電圧仕様、容量、製造年など、大まかなことがわかれば試算できます。ぜひ、ご照会ください。日立アモルファス変圧器が省エネに貢献する 無負荷損(待機電力)を抑えるからです。 --1/1-- "